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元拍手や短いお話置き場
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「オイ、アレは何だ?」

「あぁ…アレは“ヒマワリ”であります!」

「“ヒマワリ”??」

「えっと…日に向かう葵で“ヒマワリ”…だった気がするであります!!」

「…」

「えっと…たしか…太陽に恋焦がれた女のヒトが花に変わったそうでありますよ?」

「…その恋は叶ったのか?」

「叶わなかったからこうしてまだ見つめて…うきょ!も…もしかして…!!好きな女性でも居るでありますか!?」

「…下らん。行くぞ」

「アレ?…あっ!待ってくださいであります~!!」

 

   彼が“ヒマワリ”を嫌いなのは
       『どんなに求めても手に入らないものを見ている』から
     そして
        『見つめる事すら出来ない』から

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「ケヴィンしゃん!コレあげまち!!」

「…?(パクッ)」

「!!食べられまちぇんよ!!」

「じゃあ…何だ?」

「コレは“ヒマワリ”でちよ!!知らないんでちか?」

「…??」

「“太陽の花”って言われて…あ…」

「…じゃあ、オイラが知らないの、当たり前。」

「…ごめんなちゃい…」

「いいよ!シャルロットのせいじゃない!!」

「…コレ、ケヴィンしゃんに似てると思って…だから…」

「オイラに?」

「そうでち…色とか…その…笑顔とか…」

「そっか!ありがとな!!」

「うん!…それあげる!!じゃあね!」

「え…?あ!!言っちゃった…」

「…オイラ、この花…何か苦手だ…」

 

        彼が“ヒマワリ”を嫌いなのは
           『どんなに似ていても太陽にはなれない』から

「やっぱり“ヒマワリ”が似合うね!」

「そうかぁ?」

「太陽に似てるからかなぁ?」

「…ふ~ん。」

「ふ~ん…って嬉しくないの?」

「嬉しくないって言うか…嫌いなんだ。ヒマワリ。」

「え!?何で?」

「だって、ずーっと太陽見つめてんだぜ?「太陽が羨ましい。羨ましい。」って言ってるみたいだろ?」

「そう…なの?」

「そうじゃないかも知れないけどさ。…でも、そう思えて嫌いなんだ」

「ふ~ん…」

「あ!この話、アニキには内緒な?」

「…次の町で新しい筆が欲しいなぁ…」

「………わかった。」

「後、絵の具でしょ~?スケッチブックでしょ~?帽子でしょ~?後…あ!マッシュ!逃げるなぁ~!!!」

 

        彼が“ヒマワリ”を嫌いなのは
            『あの頃の自分を思い出す』から


………………………………………………………………………
コレ、今読み返すと色々おかしい部分がありますね…
(自分への戒めの為に)晒しの刑に処しておきます。

「…もう終わりか?」
彼の先祖の幻影は血を流し地面に突っ伏している彼を冷たく見下ろして言った
「これが百獣人の王、か…堕ちたものだ!!」
掌を踏みつけられ痛みの為に歪む彼の顔を愉快そうに見ながら幻影は続ける
「腑抜けの貴様にはお似合いの姿だな?」
彼の掌を踏みつけていた足がどかされ、彼のわき腹にめり込んだ
「人間ごときと…人間ごときと行動するから獣人としての誇りを忘れるのだ!獣人としての戦い方を忘れるのだ!!」
吹っ飛ばされる形で仰向けになった彼に獣の素早さで近づくと腹を思い切り踏みつける
「ぐはっ!」
彼の口から、そして体に付いた沢山の傷から彼の血が石畳を赤く染めていく
幻影は彼の顔に唾を吐いてからマナの女神像の方向を見つめた
「マナの女神様も貴様のような裏切り者には微笑んで下さらなかったようだな…」


「当たり…前だ」
「当然の事だ」という幻影の声に彼の声が重なる
「自分でも分かっているよう…!?」
嘲笑が混ざった幻影の声の語尾は闇に溶けるように小さくなった
何故ならば…

彼が笑っていたからだ
―幻影がしているのと同じ嘲るような顔で

「何故そんな顔をしていられる?」
忌々しげにそう言いながら更に彼の腹の上にある足に力を入れながら聞くと、彼は血を吐きながら答えを口にする
「…マナの女神…など…信じているからだ…」
「…自分を見捨てる神は信じられないか?」
幻影は彼の言葉をそう理解する
「獣人を裏切り、マナの女神すら信じぬか…愚かな!!」
そして彼の顔を踏みつけようと足を上げた
―瞬間


自然が起こしたものではない突風が吹いた―かと思うと彼らの後ろに巨大な船が現れた
「居るか…居ないか…分からん、マナの…女神より…」
振り上げられた足を彼の掌が摑む
「無駄な事を!!」
幻影は足に力を入れる。が、彼の顔にその足が届く事は無かった
(コイツ…!どこにそんな力が!?)
瀕死の彼が出した力は幻影の心に恐怖を芽生えさせるには十分だった
「は…放せ!放せぇぇっ!」
手を離させようと幻影は必死で足を振った
しかし手が離される事は無くどんどん力が込められていく
「オレには…信じている女神がいるんでな…」
幻影の足が強い力で押し上げられていく
「…その女神はな…微笑まねぇ…」
巨大な船から発せられる光に照らされた幻影はあまりの眩しさに目が眩む
「その女神は…オレの…オレの女神はなぁ…」
彼の体の傷がみるみる塞がっていく
押し上げていた足を引くと幻影の体制が崩れた
その一瞬で手を放しその後ろに回るとその体を押さえ込む
「な…貴様ぁっ!!」
押さえつけられた幻影は必死にもがく
しかし回復した彼には無駄な事だった
「横っ面を引っ叩くんだ!!」
そう言って幻影の喉を噛み千切るとその姿は闇へと溶けていった


彼は喰い千切ったモノを出すように吐き捨てると眩しそうに船を見上げると少しだけ―本当に少しだけ微笑む
その姿はまるで太陽の下に立っている様に見えた


                                                   彼女は決して微笑まない


……………………………………………………………………
ボーっとガウザー様のことを考えていたら「3の獣人王様=バラン(ダイ大)・嫁=ソレア」が急に思い浮かんだので「HOMならポップだな…へタレだし…」と思った瞬間ポップ対シグマ戦の台詞「オレの女神は~」の台詞を思い出し、「これ絶対ガウジェレ(ジェレ=マァム)だ!!」と思っていたのをゴッドに話したところ燃えて頂けたので書いてみました。(ポップは本当に「イイ男」になったと思う。でも好きなのはクロコダインとヒムと超魔生物(?)になったハドラー様です)
それにしてもバトル(一方的にいたぶってるだけだけど)描写ってむずかしい…
以下この話の本当にどうでも良い蛇足(反転)
・ジェレはナイトソウルズ居残り組み
・ベルガー様もナイトソウルズ居残り組み
・ガウザー様がボコられているのは、月読みの塔内のフックがある場所付近
・ナイトソウルズ(ヒーリングホーム)が移動してきた為、ガウザー様回復
・ガウザー様が復活したは二人の待機スキル(操縦士の業と速攻再生)のお陰
・(一応)ガウジェレなので「ジェレが待機していたから間に合った」という事にしておいて下さい

ユラユラと気持ち良さそうに水の中を泳ぐ魚を彼女は見ていた
「熱帯魚がお好きだとは知りませんでした」

急に後ろから声をかけられ彼女は驚いたが、声の主は振り返らなくても知っている
この優しく、少し低い声は彼女が最も愛しい男の声だった
振り返らないまま、彼女は彼に聞いた
「何時から其処に居たの?」
「5分ほど前からでしょうかね?あまりに真剣に見ているので邪魔したくなかったんですよ」
コツンと彼の足が踏み出される音がする
彼女はその音を聞きながら魚から水槽に視点を変えると、水槽に彼女の愛しい男が自分に近づいてくる姿が映し出された
「こうして見ていると、貴方が水槽に入っているみたいだわ」
水槽に映った彼を見ながら彼女は微笑みながら言った
「私は『鮫』だそうですからね…しかし、『鮫』が入る水槽にしては狭すぎると思うのですが?」
その言葉に少し笑うと彼女は水槽に映った彼ではなく、生身の彼を見た
「やっと振り向いてくれましたね」
彼女が自分を見てくれた事に満足した彼は彼女の額に口付けるとやっと水槽の中にいる魚を見る
「キッシンググラミーですね?」
「良く知ってるのね!」
彼が魚の名前を言い当てると彼女は嬉しそうに微笑む
彼は彼女の笑顔が好きだったので更に言葉を続けた
「この魚が何故『キッシンググラミー』と言われているか知っていますか?」

(そんな事を知る暇など父は与えてくれなかった…)
彼女は悲しそうに首を振った
彼女のその悲しそうな顔を見つつも彼は言葉を続ける
―何故ならば、彼がこれから言う『理由』が彼女を笑顔にする事を知っているからだ
「この魚は二匹一緒の水槽に入れると口と口を合わせ、まるでキスをしているように見える行動をするそうです。だから『キッシンググラミー』『キスしている熱帯魚』と呼ばれているそうですよ?」
数日後、彼女にもう一匹の『キッシンググラミー』を届けた時求婚し、その後彼女に子供が出来た
しかし、子供は死んでしまった
彼が見たのは嘆き悲しむ彼女と、水槽に浮んでいる二匹の魚だった

あの後、あの魚がキスをする『本当の理由』を知った
『口と口を合わせるのは闘争行動』―キスは彼らの『戦い』だったのだ
「「ねぇ、まるで私達のようね?」」
怒声の後に続く金属のぶつかる音と何かが壊れる音を遠くで聞きながら、あの時口付けする二匹の魚を見て彼女が言った言葉を彼は思い出していた

………………………………………………………
某韓国(?)映画を見た後に、アクアリウム科の先生にキッシンググラミーの事を聞いたときの答えが今でも忘れられません。先生はいい笑顔で「二匹とも死ぬのは戦って傷ついて衰弱するからだよ~!」と教えてくれました…夢も希望も無いな(泣)!!
本当はガウジェレでやろうと思ってたけど何故か急遽このカッポーになりました…

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